小型犬の難産
昔から犬は安産で、妊婦は戌の日に腹帯をして安産を祈る行事がありました。しかし小型犬では少し事情が違います。最近の小型犬の流行も、難産の発生に拍車をかけていると思われます。母犬と新生子の体重比が大・中型犬では50~80:1であるのに対して小型犬では20:1くらいと言われます。要するに小型犬の場合、母犬に対して新生子が大きすぎるのです。その他にも胎子数、母犬の骨盤の未発育、陣痛の微弱、出産の環境、母犬の衰弱、失位などが難産と関連があります。写真は3頭の胎子の過発育と両子宮角から2頭の胎子が同時に子宮体部を塞ぐ形で難産を起こしていた。帝王切開にて、無事に3頭の胎子を取り出した。
写真は上と同一症例で、仰向けでのレントゲン所見です。子宮角から産道への入口に2頭の胎児の頭部が集まり難産を起こしていました。
昔から犬は安産で、妊婦は戌の日に腹帯をして安産を祈る行事がありました。しかし小型犬では少し事情が違います。最近の小型犬の流行も、難産の発生に拍車をかけていると思われます。母犬と新生子の体重比が大・中型犬では50~80:1であるのに対して小型犬では20:1くらいと言われます。要するに小型犬の場合、母犬に対して新生子が大きすぎるのです。その他にも胎子数、母犬の骨盤の未発育、陣痛の微弱、出産の環境、母犬の衰弱、失位などが難産と関連があります。写真は3頭の胎子の過発育と両子宮角から2頭の胎子が同時に子宮体部を塞ぐ形で難産を起こしていた。帝王切開にて、無事に3頭の胎子を取り出した。
写真は上と同一症例で、仰向けでのレントゲン所見です。子宮角から産道への入口に2頭の胎児の頭部が集まり難産を起こしていました。