犬のアトピー性皮膚炎
犬のアトピー性皮膚炎は多い疾患です。3歳くらいまでに症状が出始めます。好発部位は目周囲、くちびる、耳、脇、腹部、四肢、指間などを良くなめたり、掻いたりします。皮膚の赤み、脱毛、皮膚の肥厚、色素沈着(皮膚が黒ずむ)などの症状です。犬種に関係なく発症しますが、写真のように柴犬は好発犬種です。アトピーは基本的に完治しません。重度の症状の場合は症状がでないように治療するのではなく、ひどくならないように維持するという考え方が必要です。その子にあった治療法がありますのでご相談ください。
後肢の飛節部周囲のかゆみ、脱毛がある。前肢も同様であった。