子犬の乳歯遺残
子犬の永久歯が生えてくる時期が過ぎても、乳歯が残っている状態を乳遺遺残といいます。子犬では約6~7ヶ月齢で永久歯に生え替わりますが、乳犬歯の遺残が小型犬に良く起こります。そのまま放置していると歯のかみ合わせが旨くいかなかったり、口内炎、歯肉炎、歯周炎などになりやすくなります。子犬の時期には乳歯から永久歯に順調に生え替わっていくか、動物病院で定期的にチェックしてもらいましょう。
写真は子犬の乳歯(犬歯)遺残を抜歯したものです。楕円の部分が歯槽骨に埋没していた部分で、相当な深さで埋まっています。これでは半永久的に老犬になっても乳歯は残ってしまいます。去勢手術や避妊手術の麻酔時に一緒に抜歯することをお勧めします。
写真は子犬の乳歯(犬歯)遺残を抜歯したものです。楕円の部分が歯槽骨に埋没していた部分で、相当な深さで埋まっています。これでは半永久的に老犬になっても乳歯は残ってしまいます。去勢手術や避妊手術の麻酔時に一緒に抜歯することをお勧めします。
犬の胃拡張捻転症候群
典型的な胃拡張捻転症候群は、胃の膨満および変位によって上腹部の進行性の膨満鼓腸を呈し、非吐出性の嘔気、流涎、落ち着きがなくなる、抑鬱などの症状を呈します。緊急の疾患です。早期に胃内のガスを排除し、捻転を整復しないと死亡率の高い疾患です。写真の症例すが、発症からの処置が早かったためか腹部からのガスを減圧し胃チューブが胃内まで入り胃洗浄等で回復しました。通常胸の深い大型犬に多発するといわれますが、この症例は柴犬でした。
写真の症例は胃内ガス減圧後、胃チューブは入らず回復手術し永久的胃腹壁固定術にて入院加療し全快しました。この症例は回復しましたが、発症からの時間が経つと積極的治療をしても様々な合併症に陥り死亡するケースが多いようです。通常胸の深い大型犬に多発するといわれますが、この症例は約10KgのMIX犬でした。
典型的な胃拡張捻転症候群は、胃の膨満および変位によって上腹部の進行性の膨満鼓腸を呈し、非吐出性の嘔気、流涎、落ち着きがなくなる、抑鬱などの症状を呈します。緊急の疾患です。早期に胃内のガスを排除し、捻転を整復しないと死亡率の高い疾患です。写真の症例すが、発症からの処置が早かったためか腹部からのガスを減圧し胃チューブが胃内まで入り胃洗浄等で回復しました。通常胸の深い大型犬に多発するといわれますが、この症例は柴犬でした。
写真の症例は胃内ガス減圧後、胃チューブは入らず回復手術し永久的胃腹壁固定術にて入院加療し全快しました。この症例は回復しましたが、発症からの時間が経つと積極的治療をしても様々な合併症に陥り死亡するケースが多いようです。通常胸の深い大型犬に多発するといわれますが、この症例は約10KgのMIX犬でした。