狂犬病予防注射は必要でしょうか?
混合ワクチンで予防可能な病気は?
Q混合ワクチンは必要でしょうか?
A犬猫の感染症の中には混合ワクチンで感染を予防したり、症状が重篤になりにくいというメリットがあります。大切な家族のために予防がとても重要です。ワクチンで予防できる感染症の中には死亡率が高いものや、一部人への感染があり得る人獣共通感染症もあります。室内飼いだから予防しなくてよいということはありません。また不幸にも感染してしまうと予防の何倍もの治療費が発生することになります。必ず定期的に接種しましょう。
Q犬パルボウイルス感染症とはどの様な病気ですか? A別名「犬のコロリ病」とも言われ、子犬では突然死することもあります。胃腸をやられることが多く、頻回の嘔吐、激しい下痢や血便を繰り返し重度の脱水やショック、白血球の減少により敗血症を併発して、治療にも反応せず死亡することもあります。恐ろしい感染症です。予防するワクチンがあります。他にも重要な感染症として犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス2型感染症、犬パラインフルエンザ、犬コロナウイルス、レプトスピラ症などがあります。これらもワクチンで予防できます。 Q犬のレプトスピラ症とはどの様な病気ですか? Aレプトスピラ菌が主に野性動物、げっ歯類などの尿に含まれ、土壌や水溜まりを汚染します。犬へは接触や経口、傷口から感染し、肝臓や腎臓に炎症を来たし重症例では死亡します。またこの病気は人獣共通感染症でもあり人にも感染するため特に注意が必要です。静岡市での犬での発生例。 静岡市でのモモンガからの人での発症例。 Q犬の風邪(ケンネルコフ)とはどの様な病気ですか? A上記記載のいくつかのウイルスが目や鼻、口から犬の体内に入り扁桃、気管、リンパ節等で増殖します。その結果風邪の症状が発生し、細菌の二次感染があると重症化します。特にペットショップ、ブリーダーから子犬購入の直後から咳をしだしたら要注意です。 Q猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)とはどの様な病気ですか? Aパルボウイルスによる病気で、高熱、嘔吐、下痢などの症状を呈し、白血球の数が著しく減少します。重度な脱水状態が続くと猫は衰弱し、特に子猫では死亡率の高い伝染病です。ワクチンで予防できます。 Q猫ウイルス性鼻気管炎とはどの様な病気ですか?
Q犬パルボウイルス感染症とはどの様な病気ですか? A別名「犬のコロリ病」とも言われ、子犬では突然死することもあります。胃腸をやられることが多く、頻回の嘔吐、激しい下痢や血便を繰り返し重度の脱水やショック、白血球の減少により敗血症を併発して、治療にも反応せず死亡することもあります。恐ろしい感染症です。予防するワクチンがあります。他にも重要な感染症として犬ジステンパー、犬伝染性肝炎、犬アデノウイルス2型感染症、犬パラインフルエンザ、犬コロナウイルス、レプトスピラ症などがあります。これらもワクチンで予防できます。 Q犬のレプトスピラ症とはどの様な病気ですか? Aレプトスピラ菌が主に野性動物、げっ歯類などの尿に含まれ、土壌や水溜まりを汚染します。犬へは接触や経口、傷口から感染し、肝臓や腎臓に炎症を来たし重症例では死亡します。またこの病気は人獣共通感染症でもあり人にも感染するため特に注意が必要です。静岡市での犬での発生例。 静岡市でのモモンガからの人での発症例。 Q犬の風邪(ケンネルコフ)とはどの様な病気ですか? A上記記載のいくつかのウイルスが目や鼻、口から犬の体内に入り扁桃、気管、リンパ節等で増殖します。その結果風邪の症状が発生し、細菌の二次感染があると重症化します。特にペットショップ、ブリーダーから子犬購入の直後から咳をしだしたら要注意です。 Q猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)とはどの様な病気ですか? Aパルボウイルスによる病気で、高熱、嘔吐、下痢などの症状を呈し、白血球の数が著しく減少します。重度な脱水状態が続くと猫は衰弱し、特に子猫では死亡率の高い伝染病です。ワクチンで予防できます。 Q猫ウイルス性鼻気管炎とはどの様な病気ですか?
A猫ヘルペスウイルスによっておこる病気で、40℃前後の発熱と激しいくしゃみをして多量の鼻水と目ヤニを出します。強い伝染力を有し、他のウイルスや細菌と混合感染を引き起こして重症化すると死亡することもあります。特に子猫の時に掛かりやすく、高い死亡率を示す場合もあります。ワクチンがあります。
Q猫カリシウイルス感染症とはどの様な病気ですか?A風邪のような症状を示しますが、進行すると口の中や舌に水疱や潰瘍をつくります。一般的に猫ウイルス性鼻気管炎よりは軽い症状です。混合感染で重症化します。ワクチンがあります。
Aこのウイルスに感染すると様々な病気になります。リンパ肉腫、白血病などの腫瘍や貧血や腎炎あるいは免疫力が低下するので他の感染症を併発しやすくなります。根本的治療法がなく怖い病気です。多頭飼育している場合は特に問題になり、他の同居猫が口や鼻からウイルスが伝染します。ワクチンがあります。
犬フィラリア症(犬糸状虫症)予防の血液検査は必要ですか?
Qフィラリア予防の際、血液検査は必要でしょうか?
A愛犬が安心安全に予防するために必要です。毎年フィラリア予防を実施していても、いなくても予防シーズンの初めには必ず血液を検査にてフィラリア陰性を確認してから予防薬を投薬します。理由はもし万が一にも感染していた場合、最悪フィラリアの子虫が一度に大量に死滅することにより重篤なショック状態に陥り、死亡する可能性もあり得ます。安心安全のため必ず投薬前に血液検査を受けましょう。
Qフィラリア薬とはどのような種類がありますか? Aフィラリア予防だけでなくお腹の虫やノミ・マダニの予防駆除も兼ねた付加価値の高い予防薬からジェネリックの安価なものまで取り揃えています。投薬法も錠剤の経口薬、皮膚への外用薬、経口でも食べやすいチュアブルタイプ、注射1回のみで1年間の予防ができる注射薬があります。お気軽にご相談ください。
Qフィラリア薬とはどのような種類がありますか? Aフィラリア予防だけでなくお腹の虫やノミ・マダニの予防駆除も兼ねた付加価値の高い予防薬からジェネリックの安価なものまで取り揃えています。投薬法も錠剤の経口薬、皮膚への外用薬、経口でも食べやすいチュアブルタイプ、注射1回のみで1年間の予防ができる注射薬があります。お気軽にご相談ください。
ペットのおなかに寄生する主な寄生虫は?
Q検便で検査結果が陰性だから安心?
A検便で寄生虫の卵が確認できれば確実ですが、陰性であっても安心は出来ません。感染してから卵を排出するまでにある程度の期間が必要だからです。その期間は感染していても卵は見つかりません。また寄生虫の種類や検査のタイミング等で見逃される危険が高い場合もあります。検査結果が陰性でもきちんと予防的な駆虫をしましょう。
Qペットも人も感染する寄生虫(人獣共通感染症)は?
Aペットが家族に一員として身近になり人獣共通感染症の危険性は高まっています。むやみに恐れる必要はありませんが、正しい知識できちんと予防すれば感染は防げます。ペットの主なものとして犬猫の回虫症(トキソカラ症)、トキソプラズマ症、ジアルジア症、犬糸状虫症(フィラリア症)、瓜実条虫症、マンソン 裂頭条虫症、包虫症(エキノコッカス症)などが重要です。愛するペットとご自身のためペットの定期的な予防や駆虫でしっかりケアしてください。予防や駆虫薬があります。
Q人に感染しないためには? Aまずは、ペットの予防駆虫が一番重要です。また次のような濃厚なスキンシップには気をつけましょう。かわいいからキスは×、一緒にふとんに寝る×、さわった後手を洗わない×、口移しやお箸でご飯を与える×。このような行為は避けましょう。
Q人に感染しないためには? Aまずは、ペットの予防駆虫が一番重要です。また次のような濃厚なスキンシップには気をつけましょう。かわいいからキスは×、一緒にふとんに寝る×、さわった後手を洗わない×、口移しやお箸でご飯を与える×。このような行為は避けましょう。
ノミ・マダニはペットを吸血するだけ?
Qマダニの本当の正体は?
Aマダニは草むらに潜み、ペットを吸血するタイミングを今か今かと待ち伏せています。一度吸血すると顎からセメント様の物質を出し、吸血する部位を固めます。吸血が始まるともとの数十倍にまで膨れ上がりお腹一杯になると吸血をやめ近くに落下し産卵します。ペットはかゆみと皮膚炎で被害をうけますが、本当のマダニの主体はそれだけではありません。様々な病原体を媒介し人や動物に感染症を発症させ、最悪の場合、死亡させます。最近特に人で注目されている感染症に重症熱性血小板減少症候群とういものがあります。西日本での人での死亡例が数多く報告され、静岡県でも発生報告がありました。 ペットがマダニに刺されたら素手で取ろうとせず、すぐに動物病院にご来院ください。
Qノミの本当の正体は? Aノミもペットを吸血し、かゆみや皮膚炎を起こしますが、それだけではありません。ノミの感染症を媒介し、またペットのお腹に寄生虫を感染させます。ペット自身の被害として貧血、ノミアレルギー性皮膚炎、赤血球内へのヘモバルトネラ感染による重度の貧血など、またノミの成虫をペットが捕食することにより瓜実条虫がお腹に寄生します。また環境中に異常発生すると人も攻撃され吸血され、猫ひっかき病や瓜実条虫症といつた人獣共通寄生虫症を発症することもあり得ます。ノミの予防駆除は市販品ではなく、動物病院の新製品(ノミの耐性がなく、切れ味が良い)をお勧めします。
Qノミの本当の正体は? Aノミもペットを吸血し、かゆみや皮膚炎を起こしますが、それだけではありません。ノミの感染症を媒介し、またペットのお腹に寄生虫を感染させます。ペット自身の被害として貧血、ノミアレルギー性皮膚炎、赤血球内へのヘモバルトネラ感染による重度の貧血など、またノミの成虫をペットが捕食することにより瓜実条虫がお腹に寄生します。また環境中に異常発生すると人も攻撃され吸血され、猫ひっかき病や瓜実条虫症といつた人獣共通寄生虫症を発症することもあり得ます。ノミの予防駆除は市販品ではなく、動物病院の新製品(ノミの耐性がなく、切れ味が良い)をお勧めします。