• 膝蓋骨脱臼
    膝蓋骨(膝のおさら)が内側や外側に脱臼して、跛行(びっこ)や重度になると足が捻れて、歩行困難になる病気です。特にトイ種、ミニチュア腫での発生が多い。
  • 関節リウマチ
    自己免疫疾患の関節炎で、免疫が関節を破壊する病気である。特に犬では中年齢の小型犬に発生が多い。原因不明の発熱や食欲不振で診断が遅れる場合が多いのも特徴である。
  • 変形性関節症
    中年齢~高齢にかけて多い疾患である。大型犬で高い発生率であるが、小型犬でも起こる。肥満や過度な運動が要因となる。肘関節や膝関節等が好発部位である。
  • 変形性脊椎症
    脊椎の椎体に骨増殖が起こり骨棘を形成する。無症状の場合もあるが、状況の変化で痛みが出る場合がある。
  • 股異形成(股関節形成異常)
    大型犬の成長に伴い、股関節部の骨の成長が追いつかなくなる病気。背景に遺伝的な異常がある。後肢の歩幅が短くなったり、後肢の幅も短くなる傾向になる。また頭部を下げて前肢に負重をかけて歩いたりする。
  • レッグ・ペルテス病
    大腿骨骨頭への血液供給が悪くなり、骨頭が壊死(えし)し痛みがでる。歩様は3本足で歩いたりするようになる。